男子部HP担当 のすべての投稿

今シーズンに賭ける思い(蓮沼)

春はまだまだ浅く、朝夕の冷え込みは続いておりますが新三年生の中には進級の知らせに心を焦がす人もいた様です。お久しぶりです、新三年マネージャーの蓮沼です。ホワイトデーということで昨年同様に素敵な贈り物をちらほら頂いておりますが、お返しは貰えるとわかっていても嬉しいものですね。

さて、今回は部員全員が「今シーズンへの思い」という同様のテーマについてブログを更新しています。拝見してみると普段心のうちを明かさない人の意外な本音がわかっちゃうかもしれないのでぜひご覧になってください。私も例に倣って自分なりの今シーズンの思いを書きたいと思います。

それはとにかく役に立ちたいということです。これは今シーズンだけではなく引退まで付き纏う自分の中の大きな課題でもあります。マネージャーはあくまで部員のサポートをすることしかできません。選手は試合に負けたとしてもその結果、過程に意味を見出し新たに学ぶものがあると思います。しかし、私は負けたという事実を受け止めるだけです。たとえ勝ったとしてもその勝利に自分が貢献できていると感じたことがありません。それは自分がまだマネージャーとしての行動に自信を持っていないからかもしれません。良かれと思って行ったことでもさらに改善点が見つかったり、自分の意見を優先して他人を不快にさせる毎日で本当に情け無い気持ちです。

普段から声出しにもっと積極的に参加する、メニューを頭に入れ円滑に進めるために考えて動く、自分の行動について周りの意見を柔軟に吸収することなど当たり前であり重要なことは沢山あります。それらを自分はできていると決して過信することなく常に周りを第一に行動し、些細なことでも何か役に立つことができたら勝利のほんの僅かな一端を担えると信じていきたいです。練習以外でも定期的に訪れる試合やレセプションの受付も回を重ねるごとに円滑に進められるように、前よりは良かったと言い続けられるように精進していきたいです。

当たり前のことを書き続けて自分を戒めていましたがなんと朝日が顔を出してきやがったのでこの辺で終わりにさせていただきます、纏まりのない文章で申し訳ありません。

春リーグでは部員全員が同じ目標を見つめ一緒に乗り越えられたらいいなと思っています。

 

蓮沼

今シーズンにかける思い(常川)

どうもこんにちは。2年生の常川です。1週間前の成績開示で、テストを受けた科目は全て合格という1年Sセメスター以来約1年半ぶりの快挙をなしとげ、無事進級が決定いたしました。4月からは文学部言語文化学科に進むこととなりました。年齢は2個上、部活では1つ先輩の同期が同じ学科にいらっしゃるのでより楽しい学生生活を送ることができそうです。

 

さて、今回のテーマは「今シーズンにかける思い」です。1月末からスタートしたこのシリーズですが、すでに10名ほどの部員がこの記事を書いています。僕は全部目を通しましたが、皆さんなかなか面白い内容を書かれています。特に同期である2年生のブログは個人的にとても興味深い内容でした。東大バレー部の闇というものが垣間見えると思うので興味のある方はぜひ読んでみてください。

この文を書いている現在は、僕も同期を見習っていいブログを書こうと意気込んでいるのですが、きっと完成した頃には「しょーもない内容になったな」とか思っていると思うので、気が向いた方だけお読みいただけたらと思います。

 

僕の今シーズンを通しての目標は、「ただひたすらうまくなること」、「やるべきタスクをしっかりこなすこと」の2つです。

まずひとつめの目標について。

入部してからの2年間、僕は”for the team”の精神を忘れたことはありませんでした。行動が伴っていたかどうかわかりませんが、どんなときでもチームのことを最優先に考えてきたつもりです。去年はピンチサーバーとして1年間多くの試合に出場させてもらいました。敗戦処理みたいな扱いではありましたが、セッターとしてリーグ戦にも出場しました。そのこともあって当事者意識も強く、自分のため、というよりはチームのためにバレーに取り組んできたと思います。

ですが、この1年間(もう今シーズン2/3しか残っていませんが)はこの姿勢を変えてみようかなと思っています。先日行われた東商戦ではおよそ1年半ぶりにベンチメンバーから外れました。普段練習していても、東商戦と同じように僕はこの代ではよほどのことがない限りはベンチに入ることはないだろうと感じます(決して自分の実力不足を自覚していない訳ではありません)。そんな僕が今チームに貢献できることは、球拾い、声出し、副務の仕事、飲み会で笑い者にされることぐらいでしょうか。そんな僕がチームのことを第一に考えて思い悩むよりは、ただがむしゃらにボールを追いかけ、常に向上心を忘れず自分が上手くなるために練習に取り組む方が、自分にとってもチームにとってもプラスになるのではないかと思います。

そして、この目標を立てたもうひとつの理由として、現在のチーム方針が挙げられます。現在の東大バレー部は「考える」ことを主眼において練習をしていると思います。この「考える」ことの意味を僕は100%理解できていないのですが、「一つひとつのプレーに意図を持つこと」と解釈しています。しかし、僕は考えたことをすぐに体現できるような技術力は持ち合わせていません。「考える」ことは、自分の意図をパフォーマンスとして発揮できて初めて意味を持ちます。ですから、僕はこの1年間で一定の技術力を体得しなければいけません。

 

ふたつめの目標について。

先にも少し触れましたが、今年度、副務をつとめることとなりました。主にこのことについて話したいと思います。その副務として初めての仕事は、先日東大主管で行われた東商戦でした。僕は全力を出したつもりでしたが、相次ぐトラブルに対処しきれず、対戦相手である一橋大学のみなさんにご迷惑をおかけすることもありました。定期戦の運営がいかに大変か思い知らされました。この反省を生かし、7月に行われる双青戦では主務と協力し、よりスムーズな運営ができるよう主体性を持って仕事に励みたいと思います。

副務の仕事は定期戦の運営だけではありません。主務の下に就き、部活に関する様々な仕事を任されます。副部長の宇垣さんは以前、「主将はコート内の責任者、主務はコートの外の責任者」とおっしゃっていたそうです。先週の追い込んでは、女子部前主務の秋山先輩が「主務は知らないでは済まされない」とおっしゃっていました。僕も1年後にはその立場になるいう自覚を持ちながら、副務の仕事を全うし、部の組織運営をしっかりとやっていきたいと思います。それがチームの強さにも繋がっていくと思っています。

 

僕の今シーズンの目標は以上になります。読み返してみるとやっぱりしょーもない内容でしたね。ごくごく当たり前のことを書いてしまいました。しかし、この当たり前に思えることを当たり前のようにやることは必ずチームの勝利につながっていくと信じています。このブログの内容を裏切らないように日々の部活に取り組んでいきたいと思います。

#10 常川

今シーズンにかける思い(南原)

こんにちは、2年(新3年)の南原です。

先日、東京大学2次試験の合格発表がありましたね。合格された皆さん、おめでとうございます。発表の当日、たまたま東京に来ていた父に本郷での合格者掲示を見に行きたいと誘われ僕も一緒に掲示板を見に行ってきました。僕が受験した年は掲示板での発表がなかったため僕自身も初めて見たのですが、約3200人分の受験番号が張られた掲示板はなかなかの壮観でした。そこでは、一緒に受けた同級生たちとともに番号を見つけてお祭り騒ぎになっている者、1人で静かにガッツポーズをしている者、母親と一緒に泣きながら合格をかみしめている者などが見受けられ、この大学で勉強したいと思っている人の思いに触れることであらためて今ここで勉強させてもらっている状況に感謝し、より一層勉強に邁進しようと思いました。スペイン語演習(というかむやみやたらと不可をつけたがる教師)に苦しめられて留年リーチになっている場合ではなかったですね。

さてさて前置きが長くなりましたが、今回は今シーズンにかける意気込みについて書きたいと思います。

まず、チームとして掲げているのは春リーグでの3部昇格です。もう何人のブログで書かれたことかわかりませんが、逆にそれだけ今の東大バレー部にとって大事な目標であるのだと思います。当然3部にいた今までもすべて負けられない戦いではあったのですが、4部で全勝することが3部昇格への必要条件である今、昨シーズン以上に目の前の一戦に対しての思いを強く持つ必要があると思います。また、自分を含めいつだれが戦線離脱するかわからないため、総力戦であるという意識をもって部員全員がもし自分が試合に出たらどういうプレーができるかということを考えて日々練習に励むべきだと思います。

次に個人としての思いについて。昨シーズンはけがの影響もありまともにプレーできる機会がほとんどありませんでした。今も完治したわけではなくいつまた肩が抜けるかわからない状態のままプレーを続けています。しかしそんな中でも今少しづつ自分のできるプレーが増えてきてようやくまたバレーを楽しくプレーできるようになってきました。なので、今シーズンはプレーを楽しむという自己満足だけでとどめずに、チームの勝利にどんな形ででも貢献をして部員全員に僕のバレーを満足してもらえるように頑張りたいと思います。

最後に。代が変わってからというもの、君津まで行っておじさんたちにぼこぼこにされ、定期戦でもストレートで負けてしまい、なかなか気持ちよく勝利することが少ないです。春リーグこそ今までの敗北をチャラにする勝ち方をして順位決定戦後は楽しく飲み会がしたいですね!そのためには部員の努力ももちろんですが試合を応援してくださる皆様のお力添えもとても大切です。4月29日より開幕いたします。余裕のある方はぜひ会場に足を運んでいただいて部員の雄姿を見ていただけると幸いです。またこのブログのほかにtwitterやfacebookでも情報を更新していますので、試合を見には行けないという方も是非そちらのほうをチェックしていただけるとありがたいです。

それでは終始ふわっとした文章ではありましたが今回のブログはこの辺で終わりにさせていただきます。

読んでいただきありがとうございました。

 

#15 南原

今シーズンにかける思い(山田)

お疲れ様です。山田です。ブログを書くのがとても苦手なのですが、また僕に順番がまわってきてしまったようです。ですので、手短に今季への思いというか目標を書いていこうと思います。

まず3部昇格です。これは3部残留より難しいことで、この目標を達成するには部員一人一人がチーム方針・戦略を理解し、自分に何ができるか探し続け最大限努力していくことが大事だと思います。

きりがいいので本来ここでブログを切り上げたいのですが、こういうありきたりな抽象的な意見を言って終わると後で怒られてしまうので、もう少し具体的に僕個人の思い、目標について書こうと思います。

僕はこの1年怪我だらけで半分ほどしか練習に参加しておらず、特に1年生ミドル2人に負担をかけちゃっています。この2人はすごく有望なプレイヤーですが、(僕が言えることではないですが)まだ技術面でつたない部分が多々見うけられるので、そこをしっかり指導してミドル全体のレベルをあげれたらなと思います。

あとはゲーム形式の練習の際、Bチーム側はただがむしゃらにプレイするのではなく、フェイントがどこにおちるのか、レセプとディグの範囲がどうなっているのか、ライトの速い攻撃にどう対応するのかなどを観察して、Aチームのウィークポイントを見つけていかないと、チーム全体の質があがっていかないので、Bチーム側がそこを意識できればと思います。チーム全員でという意識をもって頑張っていきましょう。

終わります!山田にしては長文頑張りました!ご精読ありがとうございました!

東商戦&招待試合

こんにちは。新2年生の守安です。

今回はかなり遅くなってしまいましたが、2月17日に行われた東商戦とその翌日に行われた招待試合についてのブログを書こうと思います。この記事の投稿がここまで遅くなってしまったのは、東商戦での敗戦という結果に連日のように一日中苦悩し、とてもブログを書ける精神状況ではなかったからです。

はい、嘘です。招待試合の日にブログを書いてほしいとマネージャーさんからお願いされたのを完全に失念してました。本当に申し訳ありません。

まず東商戦について。結果から言いますと、
男子新人戦
東京大学●0-2〇一橋大学
(11-25, 17-25)
男子本戦
東京大学●0-3〇一橋大学
(21-25, 21-25, 19-25)

と上記のようにどちらも敗戦してしまいました。
詳しい試合の経緯については本HPにあるBBSにて確認いただけると幸いです。

実際に会場にお越しいただいたOBの方々や、今回初の試みとして”応援”に駆けつけていただいた応援部の皆さん、悔しい結果となってしまいましたが、来ていただいてありがとうございました。

試合内容については、攻撃面も守備面についても反省や課題が多く残ってしまうものでした。この東商戦の日から2週間が経った現在、試合での大きな反省点の一つであったディグについて見直し、個人の技術の上達はもちろん、また、各人の連携の確認にも練習で時間を割いて克服に向けて努力しています。このようなことが書けるのも投稿が遅れたおかげですね()。

個人的には、明本を中心に意気込んで臨んだ新人戦で結果が残せなかったことが何より悔しいのですが、ポジションが変わってから約半年自分にできないことの多さを痛感させられた一方で、できるようになったことがいくつか発見できたのが収穫でした。上達していく他の同期に負けじと向上心を忘れずに通常の練習に取り組んでいきたいと思います。

あと、もう一つだけ東商戦では(僕にとっては)ビッグニュースがありました。新人戦で負傷した同期に代わって本戦の方でベンチに入ることになり、第2セットでピンチサーバーとして出場できました。公式戦での初出場ということで、この経験も新3年生の森口先輩のブログに書かれていた「原点」の一つとして忘れずに大事にしてゆかなければならないのでしょう。

続いて2月18日に行われた招待試合についてです。

今回は、開成高校、県立浦和高校、駒場東邦高校、サレジオ学院高校、城北高校、都立青山高校、都立日比谷高校の7校に参加していただきました。

今回は東大の体育館と駒場東邦高校の体育館の2箇所に会場を分けて実施したので2会場同時進行ということで運営が拙い部分もありましたが、参加していただいた各校の顧問の先生方や生徒の皆さん、特に会場の設営に協力していただいた駒場東邦の人たち、参加していただいて本当にありがとうございました。

自分も、1年前までは同じ高校生だったはずなのですが、終始高校生のエネルギーに気圧されていました。学年的には後輩との対戦でしたが、普段試合に出られない自分にとっては得られるものも多く、意義のある1日だったように思います。高校生の皆さんにとっても有意義なものとなってくれたのであればこちらとしても嬉しい限りです。

さて、ここまでまとまりのない文章をつらつらと書いてきてしまいましたが、この辺で終わろうと思います。読んでいただいてありがとうございました。

最後に、退部した大島くん元気にやってますかー。見たら連絡くださいー笑

 

♯23 守安

今シーズンにかける思い(森口)

お久しぶりです。新3年アナリストの森口です。

もう3月になってしまいました。東大では10日に合格発表を控え、新入生が入ってくる時期も近づいてきました。

 

僕が前回書いた(かれこれもう半年前なのですが)ブログがなんだか降格へのフラグを立ててしまったかのように思えてなりません。今回はおとなしく書こうかな、当たり障りのないブログにしようかな、と思っていたのですが、そうは問屋が卸さないようです。またお得意の長文ブログになっていますので、覚悟のある方だけお読みください。

 

今シーズンの意気込みということで…もちろんチームとしては3部昇格(この「昇格」っていう言葉が個人的にはすごく嫌で、「復帰」「帰還」という言葉を使いたいところですね…)という明確な目標に向けて進んでいるわけで、僕自身も当然それに基づいてバレー部の活動をしているつもりです。

しかし、なんだかモチベーションが上がらない。チームメイト・スタッフ・ファンの皆さんには大変申し訳ないのですが、まさに「惰性でやっている」という言葉に尽きると思います。何を隠そうと現実そうなってしまっているのでぶっちゃけ仕方ないという考え方もなくはないですが、なぜそうなってしまっているのかを僕自身真剣に考えていますが、いまだに明確な答えを見いだせていません。ですが、その答えになるようなヒントはあるのかもしれないと思っています。

 

昨年の秋リーグ、わがチームはブロック内全敗を喫し、4部へと降格をしました。けが人が続出したから、という理由付けをよくされますが、もしフルメンバーで挑めていたとして昇格を狙えたかというと疑問を持たざるを得ません。

それは置いといてなのですが、一番勝ちに近かった試合は玉川大学との一戦でした。僕自身、3試合分のデータをもとに分析し、パワーポイント・選手別動画などを作ってミーティングを行い、万全の対策をしたつもりでした。後輩には「この試合に負ければ泣くから」とまで宣言していたほど自分なりにベストを尽くしたつもりでした。

しかし、結果は一歩及ばずフルセットでの敗戦。泣くと宣言していたものの、むしろ降格を覚悟した僕はなんだかすごい虚無感にさいなまれたのを覚えています。

実際試合にも出てないし、ベンチにも入っていない自分が勝手に燃え尽きてしまったとしても、チームメイトからしても「知ったこっちゃない」ことだとは思いますが、実際に燃え尽きてしまったのかもしれません。ですが、ここ数カ月、あることを考えるきっかけになった試合ともとらえられるかなぁとも思っています。そのあることとは「自分はなぜこのチームでアナリストをしているのか」ということです。

 

そんなところで、今シーズンの意気込みというか、僕なりのテーマの一つは「原点回帰」です。これ個人的に好きな言葉の一つで、「建設的議論」くらい好きです。「原点回帰」って言葉は、阪神を熱烈に応援する在阪のスポーツ紙がよく使うんですよね。そんなことで小さいときから聞き覚えのある単語で、好んで使わせてもらっています(阪神ファンではないのですが笑)。

ここでいう「原点回帰」とは文字通り意味をとるのではなく、初心に戻ること・初心を忘れないことを指しています。これを自分(アナリスト)とチームという2つに分けて考えてみたいと思います。

 

まずアナリストの面から。

去年の10月の段階で4部に落ちたら部を辞めようと思っていました。当時の3部において、アナリストは東大にしかいませんでした。4部以下はゼロでした。2部にも半分以上のチームがアナリストを置いていません。それはなぜでしょうか。バレー部への大学当局の力の入れよう(アナリストを運営するにはお金がやはり必要ですので)の差というのもあるとは思いますが、データによる分析以前の問題なのでは?という考えが根強くあるからというものが正解に近いのではないかと思います。もちろん下部に行けばいくほど相手チームに穴ができるのは事実です。そういった意味でアナリストの果たす役割はむしろ大きくなるように思えるかもしれません。しかし、その穴を知っていても、突くことができなければ意味がない。むしろ、相手に合わせてしまうことで、自分たちのペースで試合が進められないという逆効果をうむこともあるかと思います。正直、チームに入ってから自分の分析が生きたな、という試合は1、2試合くらいしかないです。それは僕の実力がまだまだ足りていないという部分もあるかとは思いますが…。

そんなこんなで自分はチームにいてプラスになるのか、ということはここ最近ずっと思っていることです。OBさんなどからも厳しいご指摘をいただいているのも十分承知しているつもりです。アナリストに部の予算を大きく割いていただいていることも知っているつもりです。

そんな複雑になってしまった思いの中で「原点回帰」してみたいと思います。

なんで自分はチームにいるのか、なぜアナリストをやっているのか。楽な仕事ではないです。七大戦なんてしんどすぎて行きたくありません。試合後は試合にかかる時間以上作業をやります。相手の対策をするのに同じ動画を何度も見返します。そこまでしてなぜアナリストをしているのか。それは「チームに勝利をもたらすため」だと思っています。なので、チームの勝利に結びつかないなら辞めた方がいい、これはずっと思っていることです。

 

ここらへんでチームの方に話を移します。ここも一度「原点回帰」して考えてみる必要があるのかなと思っています。

なぜチームを運営しているのか。それは、「みんなで勝利を目指すため」だと思っています。ここらへんがちょっと前述の丹羽先輩(#16)とは違う考え方なのかなぁ、と思ったりもするのですが、勝つため、もう少しいうとリーグで昇格するためにバレーをやっているのだと思っています。それがみんなの目標。勝つためにいろいろ練習を考えたり、戦術を練ったりしているのだと思っています。個人的な話に戻ると、僕はプレーができなくはないです。でも、入部時に(プレーをするということを半ば諦めたに近いのですが)プレーヤーという道を選択しなかった。つまり僕はチームの結果を直接的(自分がスパイクを決めたり)には左右できない存在なのですね。そのぶん、チームの結果ということへのこだわりは人一倍なんじゃないかなと思っています。

 

じゃあ、勝つためには何が必要なのか。

ここでちょっと東大生っぽいブログにしたいという魔が差したので、少し脱線します。日本史の話です。

武士って皆さんご存知ですよね。武士が大切にしていたことってなんでしょうか。まぁいろいろあると思いますし、僕よりもよくご存じの方も多いのではないでしょうか。一つここで取り上げたいのは「合議を重視していた」ということです。

鎌倉幕府で行われた執権政治も有力御家人の合議制を基本にしていたし、江戸幕府における重要事項の決定も合議制がとられていました。これなんでだと思いますか。ざっくりいうと「勝利のためには合意形成が不可欠だから」だそうです。もう少しいうと「合意が形成できていなければ、一致団結した行動がとれない」ということですね。これ、さらにもう少しいうと戦間期の普通選挙の導入という問題も同じように考えられるそうですね。戦争が総力戦(Total War)となった時代において、国民全体の合意形成に選挙というものが使われたということが考えられますね。国民全体の合意こそが戦争の遂行に必要、それはそうですよね。国民がいろいろな考えをもって戦争に協力してくれない人が多ければ勝利は遠のくのですから。戦争の勝利には選挙を通じた国民の合意形成が不可欠だった。

つまり、「団体戦における勝利には、構成員の合意形成が不可欠だ」といえるのではないでしょうか。

もうちょっと脱線します。以下の史料を皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか。

(出典:https://ameblo.jp/nojimagurasan/entry-12166884198.html)

アルバイトでこんなことばっかりしているので…取り上げたくなってしまいました。傘連判状(からかされんばんじょう)ってやつですね。中世の一揆(端的に言うと反乱ですかね)の際に構成員が自分の名前を寄書きのように書いたものです。これはなぜこのような形をしているのか?なんて問題を解いた覚えのある人も多いのではないでしょうか。よくある答えが「首謀者を隠すため」ですね(僕の妹が受けた高校入試の問題にも出たらしく、妹はちゃんと「リーダーがだれかわからなくするため」と書いたそうで、公表された正答もそうなっていました)。この考え方、今の日本史研究においてはビミョーらしいです。では、これに反論してみたいと思います。①そもそも首謀者を隠すためなら書かなければいい、②だいたい誰が首謀者かなんて地域を統治する人間ならだれでもわかっている、という2点です。では、本来の目的は何なのか。それは構成員の平等を神の前で誓うためというところにあったようです(この円の中心には神が宿っていると考えられたそうです)。ちなみに、2008年度東大前期試験日本史第2問Aで問われている内容ですので、興味ある方はご参照を。もちろん先述同様、一揆も合議制に基づいて団結を強めています。

 

バレーボールチームに話を投影すると、バレーボールも究極の団体スポーツ。それは体育を受けた人なら皆わかるはず。そういう中においてまず、①合意の形成は不可欠、②構成員はみな平等、という2点を原点としてもう一度見つめなおすことが大切かと思います。②に関してもう少しいうと、バレーのうまい/下手、部におけるポジションなど人それぞれです。コートに立つ6人、ベンチに入るプラス8人、そして応援に回るプレーヤー、支える監督・コーチ・マネージャー・アナリスト…。でも、勝利に向かうという点ではみな平等に重要な役割を果たすはずだし、果たさなければならない。こんなところを「原点回帰」すると思うわけですね。

 

そんなこんなで原点を見失わない、ということを大切にして、今年は「勝ちにこだわる」チームスタッフとして日々闘っていきたいと思います。

 

長々となりましたし、日本史ブログみたいになりましたし、何言いたいのかわからないし、あんまり快いブログではなくなっちゃったのですが、ちなみに約4400字です。

https://www.todaivb.jp/men/2015/08/3832/

この(同じ当時2年の)藤原先輩のブログは約4800字で、それよりは今回は少ないのでご勘弁を。アナリストとして是非お読みいただきたい過去のエントリーですので紹介いたしました。

 

ここまで読んでいただいたみなさんに最大限の感謝を述べたいと思います。ありがとうございました。

 

AN 森口

今シーズンにかける思い(福田)

花粉症で鼻水が大変な季節になってまいりました。

こんにちは。新三年生の福田です。

今シーズンにかける思い、『それはとにかく勝ちたい』です。勝つために自分ができることをする、できることを増やしていくが今シーズンの目標です。

残念ながら、バレーボールはゼロで押さえれば勝てるという競技ではありません。相手より早く25点を取らなきゃ勝てない競技なのです。サーブから始あまる1点を取り合って、25回先に1点を集め切れれば勝ちなのです。相手に点を取らせない(負けない)ことと、自分たちが点をとる(勝つ)ことを両立させてこそ初めて勝てるのではないでしょうか。
大層なことを書いてるように見せて中身はほぼゼロなのはご愛敬。

結局何が言いたいかと言うと、負けないためだけのプレーヤーから勝つためのプレーヤーになるべく練習を重ねていきたいということです。点を取れるプレーヤーになります。

チームを見てみれば練習試合も含めてなかなか勝ちセットがないのが現状です。練習を100%発揮できたら勝てるのでしょうか、ふと疑問に思いました。そもそも、100%発揮することはできるのか。五分五分の相手と当たったとき少し格上と当たったときに、勝ちをなんとか掴み取るにはどうすればいいのでしょうか。
私は試合に出ているメンバーには『顔で負けるな』と『自分の存在をコートの中で疑うな』と言いたいです。
『顔で負けるな』はとにかく弱気な顔をしないこと、つらい顔をしないこと…、いやいやそんな生ぬるいもんではないです。そんな顔で勝てるなら多分こんなに負けは立て込んでないはず。相手をぶっ倒してやる、そんな攻める気持ちを顔に出していかないと。試合には日頃の練習の発表会をしに来ているわけではないのだから、もっと必死に勝ちにこだわる。そういう必死さは自ずと顔に出てくるはずです。別に、眉間にシワを寄せて鬼のような形相になれと言っているわけではないので悪しからず。
そして『自分の存在をコートの中で疑うな』、これを一番伝えたかったです。コートの中に立つ以上未熟な部分があったとしても、自分の存在価値を疑わず、自分の存在に胸を張り、チームに貢献することだけを考えるべきです。特に下級生にこのことを思いながらプレーしてもらいたいと思います。逆手に取れば、自分のできることは何かと考えながら普段の練習や練習ゲームでプレーしてほしいです。

まとまりのないよくわからない文になってしまいましたが、その分試合で発揮していきたいと思いますので今シーズンの東大バレー部への応援どうぞよろしくお願いいたします。

#5 福田

今シーズンに賭ける思い(三須)

初めての方は初めまして。4月から3年生になる三須と申します。今回の投稿は今シーズンへの思い、という題で先に最上級生が投稿した後なので、同内容の下級生の最初の投稿になります。今回は、普段周りには言わない、僕のチームへの考えについて書こうと思います。

 

東大バレーボール部の部員の多くが「練習の時から試合を意識してプレーしろ」という言葉を口にします。この言葉について特に反論はありません。全くその通りだと思います。しかし、この言葉の意味を「試合に近い形式の練習をすればいい」と解釈している人に、僕は真っ向から反対します。

「練習は本番のように」という言葉には続きがあります。それは、「本番は練習のように」という言葉です。本番で力を発揮できる選手は 「本番の盛り上がりや緊張感に強い」というセンスを持つ人も多く、一概に「練習通りのプレーが出来たから」力を発揮できた、というわけではないと思います。ですが、力を発揮できない選手の多くは、練習は練習、試合は試合、と一線を引いているが故に、練習でやっていることとは違うことをやろうとし、結果上手くいかないのではないでしょうか。

僕は初めてこの言葉を目にして以来、練習の紅白戦でも、対外の練習試合でも、公式戦でも、常に「練習していることをするだけ」と考えるようになりました。本番で練習してきたことを「練習のまま」行う、そのために普段の練習では試合で挑戦したいプレーを挑戦する、こういったことが結果として「練習は本番のように」につながり、やがての成功になるのではないか、と考えています。

平昌五輪フィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した宇野昌磨選手は五輪について、金メダルを獲得した羽生結弦選手とは対照的に「特別な感じはしない」と口にしていました。彼はどの試合だろうと、常に自分の出来る全力の演技をする、それが順位という結果になって後から付いてくる、という考えを持っていました。彼もまた、広義では「本番は練習のように」演技をしている選手の一人です。

 

チャンスボールをセッターに返す、サーブカットを入れる、スパイクを得意なコースに打つ、サーブをミスせずに入れる、諦めずボールを追う。これらはすべて「本番で練習のように」行えば何の問題もなく出来るプレーでしょう。しかし、現状、僕を含めた多くの東大バレー部の選手は、これらが普段の練習で出来ていません。これでは本番で上手くいかずに苦しむのは当然のことだと思います。

普段の「基本練習」を雑にこなしているか、あるいは普段の練習で求められているレベルが低いから、ラリー練習で基本通りに出来ず、上手くいかない。ラリー練習という試合に近い状態で基本通りに出来ないから、試合でも上手くいかない。これが今の東大バレー部の弱さの原因だと思います。

この文章のはじめに「試合に近い形式の練習をすればいい」と解釈している人に反対します、と書きましたが、ようは僕が言いたいのは、「試合形式で慣れる以前にやることがあるのなら、試合形式の練習をするのはまだ早い」ということです。

(余談ですが、漫画「SLAM DUNK」にて、バスケットボール初心者の主人公「桜木花道」は毎日ドリブル500回、合宿では1週間にシュート2万本を何度も何度も繰り返し繰り返し練習していました。そうして素人の彼は基本を習得していったのです。)

 

 

東京大学男子バレーボール部は春季リーグでの3部昇格を目標としていますが、OB方からは「今のままでは4部で勝てない」と言われています。残り2ヵ月、人で勝てなくなった東大が、果たして練習で勝つことが出来るのか、楽しみにしていてください。

僕も限られた時間の中で、何百回は無理でも、何十回かは動作を繰り返して、基礎技術を身に付け、それを本番に活かせるよう、精進してまいります。

 

御精読ありがとうございました。

#11 三須

今シーズンにかける思い (丹羽)

おはようございます。リベロの丹羽勇人です。

今回僕が言いたいことは、自分を支えてくれている人への感謝を忘れないことと、勝利が全てではないと思っていることの二点です。

東京で一人暮らしをして大学生活を送ることができていること、バレーボールをできていることは、当然のことではありません。今季だけの目標ではないですが、僕を支えてくれている人、チームを支えてくれている人、そしてチームのメンバーへの感謝を忘れず、先を見通しつつも目の前にあることに一生懸命取り組んでいきたいです。今後ともよろしくお願いします。

さて、一週間ほど前から平昌オリンピックが開催されています。僕よりも若い選手から長年最前線で戦うレジェンドと呼ばれるような選手までの多くの選手が奮闘しているのを観ると、僕も一層頑張らなくてはならないなと思います。
最近のニュースでは、オリンピックでメダルを取った選手がよく取り上げられています。オリンピックだけではないですが、勝負事の多くは勝者のみが讃えられる傾向があります。多くのスポーツ選手が勝利を目標に日々練習していること、勝利という結果が第三者からの良い評価を得やすく、勝利によりそれまでのプロセスも高く評価され得ることは紛れも無い事実です。また、高いレベルになる程結果を残すことは非常に難しいことであるので、勝者がより賞賛されるべきであると考えています。

しかし、僕は勝利が全てとは思っていません。もちろんチームの勝利を皆と目指していますが、負けたら何も得られないというわけではないと思っています。僕の考えが甘いのかもしれませんが、チームと個人を分離せずに自分のこととしてチームを考えた上で、それに沿って個人の目標を立てて自分が納得できるプロセスを踏むことで、チームが勝負に負けた場合でも、試合に出ることができず直接的に勝利に関わることができない場合でも、成果として得られるものは非常に多くあると思います。

つまり、僕が言いたいことは、組織目標の達成だけでなく、組織の中における自己実現についても考えてそれを達成することは、目の前の勝利という結果よりも大切なことかもしれないということです。なので、チームのメンバーが単に勝利することだけを考えるのではなく、メンバーそれぞれがこのチームで多くの時間を費やして何をしたいかということを考えることが必要であると思います。

今季は、目前に迫った一橋戦、これからの定期戦、リーグ戦でチームの勝利に貢献できるように自分自身がより一層努力し、最高学年として周囲に良い影響を与えて環境を整えていくとともに、このようなことも同時に考えていきたいです。

他の人と比較するとふわふわしており、拙い文となってしまいましたが、読んでくださり有難うございました。
これからも東大バレー部の応援をよろしくお願いします。

丹羽勇人 #16

今シーズンに賭ける思い(渡)

どうもみなさんこんにちは渡です。

今シーズンに向けての決意表明ということで、普段僕が考えていることを混ぜながらだらだら話そうと思います。

僕の今シーズンの目標は、一言でいうと「チームを勝たせる」です。まあ当たり前といえば当たり前の目標なんですけど、チームを勝たせるためにできることをやるくらいの意味合いです。

そして、こういう言い方を表立ってするのは気が引けるのですが、できるなら自分が出て勝ちたいなとも思います。

去年、某大エースの先輩がチームを離れることになってから僕はその下位互換のような形で試合にでることになったのですが、結局その穴を埋めることはできず双青戦では七年ぶりの黒星を喫してしまいました。(もちろん京大チームが強かったというのも大きいですが)そして、その後不調や怪我が続いてスタメンを離れることになり、秋リーグでは終始コートの外でチームを支えることになりました。木田川が言ってくれたこととも重なるのですが、切磋琢磨の結果敗れて応援に回ることになったわけで、自分が試合に出られないことへの不満はあまりありませんでした。しかし、それでも「自分が出ていたらもっと上手くやれたはず」と考えることはあったし、何より降格を目の前にしているチームに対してほとんど何も貢献できないことへのもどかしさや悔しさを強く感じました。

だから次自分がコートに立つ時は、絶対チームを勝たせたいなと思うし、仮にコートに立てなくてもチームを勝たせるためにできることをやっていきたいです。まずは東商戦頑張ります。

このように僕は我が強い性格というのもあって、人よりも自分が出て勝ちたいという思ってしまう側面があるんですが、それと同時にそう思うのと同じくらい「チームを勝たせるためならどんなことでもやる」みたいな姿勢も大切だと感じます。木田川が言ってくれたように、できれば自分が出たいと思っている人同士切磋琢磨があるからこそ、その結果どんな役回りになろうともチームのためを思って動けるというのは本当にそうだと思います。

そして、そういう姿勢を続けるためにはチームのことを好きになるということも大切なのかなと感じます。だって誰かのために頑張るといってもその人のことが嫌いだったら頑張れないですよね。僕自身は人への好き嫌いがとても激しい上に我も強く、その結果他のメンバーと衝突することも多々あります。けれどなんだかんだ先輩方から受け継がれ、ずっといつも過ごしているバレー部とそのメンバーのことが好きだし、だからこそ怪我だらけで何回もバレーをやめたいと思いながらもどうにかチームの勝利のために頑張れている気がします。

まあこんな偉そうなこと言っていますが、僕自身は入部当初はむしろ嫌いな人の方が多くてチームのことも全然好きになれませんでした。でもチームにいる時間が長くなる中で少しずつチームのことを好きになってきたし、それにつれて徐々に自分のためというよりチームのためにバレーをしたいと思えるようになりました。だから僕はチームを好きになることはとても大切だと思うし、だれかに嫌われてもチームを好きでいる努力は続けたいです。

チームを勝たせるためになんでもするというのは、口でいうのは簡単だけど実際やるのは難しくて、チーム全体のために自分がいいたいことややりたいことを我慢しなきゃいけない場面だってあるし、チームの結果が出なかった時は尋常ではなく悲しいし悔しいです。それでもチームの勝ちのために頑張るというのが、チームスポーツの宿命だし面白いところかなと思います。

まあこんな綺麗ごと並べていますけど、ご存知の通り僕はかなり気分屋で身勝手な人間です。そんな僕でも自分なりにバレーについて考えチームの勝利に貢献しようとする側面もあるんだよということで、自分自身の退路を断つ意味も込めて決意表明とさせていただきます。

長くてまとまりのない文章を書いてしまい申し訳ないのですが、最後までお付き合いくださりありがとうございます。

#19 渡 勇大

今シーズンに(賭)ける思い(木村)

こんにちは、男子部3年の木村賢太です。

新年が始まって約1カ月が過ぎました。公式戦が目前に迫り、日々の練習も更に熱を帯びるようになってきました。僕のポジションはミドルブロッカー(MB)で、年末までは僕を含めて6人のMBがいたのですが、ある後輩が退部してしまったり、またある後輩がWSにコンバートしてしまったりで、現在MBは3年1人、2年1人、1年2人の計4人という少人数の体制となっています。また、MBは怪我の多いポジションであり、いつ誰が戦線離脱するかわかりません。そのため、誰が試合に出ても同じように戦えるよう、全員が東大バレー部のMBとしてレベルアップすることを目指しています。少ない人数ながらも活発な意見交換のもと、日々の練習に取り組んでおります。

さて、今回は次年度の春リーグに向けての決意表明を述べようと思います。

まずはリーグ戦の説明から。

我が東京大学運動会バレーボール部が所属する関東大学バレーボール連盟は、毎年春季と秋季の2回リーグ戦を主催しています。そのリーグ戦では、連盟に所属する男子100ほどのチームが、試合の成績を元に1部から9部に分かれて試合をします。

東京大学男子は今年度の秋季リーグ戦では3部に所属していましたが、健闘も虚しく3部12チーム中11位となってしまいました。3部では下位の2チームが次のリーグ戦で4部に降格するので、次年度の春季リーグ戦では4部で戦うことになる予定です。

我が東大男子バレー部はずっと2部昇格を目標に練習に励んできました。しかし、前回のリーグ戦では昇格どころか4部に降格という結果になってしまいました。

そのリーグ戦を経て、1年生から3年生による新たな体制で東大バレー部は始動しました。新チームになって、今までよりも部員の意見を積極的に取り入れ、それを全体で共有し、練習や試合に生かしていくということを心掛けてきました。新体制になって4カ月になろうとしていますが、そのサイクルがうまく回ってきたと実感しています。しかし、いくら練習の運営がうまくいっていても、スポーツである以上結果が求められます。正直、これで結果が出なかったらと思うと非常に怖く不安ですが、自分たちを信じて練習し続けることしか出来ないので、これからも更なるレベルアップを図って今後も頑張っていきます。

改めて、我々の目標は次年度春季リーグでの3部復帰です。応援してくださっている皆様のご期待に応えられるよう精一杯頑張っていきます。

これからも応援よろしくお願い致します。

御精読ありがとうございました。

 

3年 #2 木村



成長因子 発毛

今シーズンに賭ける思い(木田川)

こんにちは、3年の木田川です。
いままではふわっとした文章を適当に書いて終わらせていたのですが、副将二人のしっかりした文章の後ということで、少しまじめに書いてみたいと思います。

 

突然ですが、僕は「もっとチームのために考えて動け」という類の言葉が嫌いです。特に試合に実際出ている人や、チームの運営に携わっている人が口に出すべき言葉でないと思っています。

もちろん、所属している組織が円滑に回るために周囲の状況を見て、やるべきことを考え、行動する、ということは絶対に必要なことです。しかし、これは20年近く生きてきた大学生の集団ではやって当たり前、あえて口に出す必要もないことでしょう。もし、そういう意味で当然のことが出来ていない場合は先ほどの言葉を言っても、言われても文句は言えないと思います。

この当たり前のことが出来ている、という前提においてこの言葉は「もっとサポートできるだろ」というニュアンスを含み、ボランティアを強要するかのごとき気持ちの悪い感覚を与えます。この言葉を聞くと、捻くれている僕は「じゃあ試合に出ない人はサポートに徹しつづければいいのか?」という気持ちになってしまいます。極論、試合に出る人だけで練習して、そうでない人は球拾いでもし続けていればいいのか、と。そんなことはないはずです。

プレーヤーとして入部した人は、皆点を取り、点を取られないように実際の試合で貢献することを目指して努力する。そうしてチーム内に競争が生まれ、競争に勝った者はチームを代表してその誇りを持って試合に臨む、競争に負けた者は全力を尽くしたからこそ試合に出る人を全力でサポートすることができる。そういうものだと思うんです。

このような雰囲気をチーム内に作ることが出来れば、試合の日に試合に出る人が「今日調子悪いわ」とか言うことも、試合に出ない人が「心のそこから応援できない」なんてこともなくなると思います。そうすれば最初に挙げた言葉を口に出す必要も、わざわざ「もっと雰囲気を良くしよう」なんていう必要もなくなるんじゃないかな、と思います。

 

この部活に所属して早3年が経ち、最高学年になりました。部の運営、雰囲気を左右する立場です。これまでは先輩方のいうことを聞きながら、楽しく、自分が上手くなることだけを考えて取り組んできました。しかしこれからはそうもいきません。先輩方のようにプレーで引っ張ることはできないかもしれない。けれど、後輩がバレーに集中でき、かつ「チームに良い意味での競争を生み、全員がその競争に参加できるような」環境を作ることを目指して主将・副将をサポートしていきたいと思います。
もちろん個人として、この競争の中で勝つことが出来るよう努力をして、プレーで引っ張れることも目指していきたいと思います。

 

稚拙な文ですが、読んでくだりありがとうございます。後続にまじめな感じでバトンパスを出来たんじゃないでしょうか。普段あまり聞けない他の人の思いを読むことができることを楽しみにしています。

ここまで読んでいるということはすでに熱心に応援をして頂いてる方なんじゃないかとは思いますが、今後とも東京大学バレーボール部の応援をしていただけると幸いです。部員の人は一緒に頑張りましょう!

2/17(土)に駒場キャンパス第二体育館にて初陣となる東商戦がありますので、(差し入れを手に)是非応援にお越しください!

【東商(商東)戦】
10:10 新人戦 試合開始
15:00 本戦  試合開始

#20 木田川

 

今シーズンに賭ける思い (金森)

こんにちはこんばんは、金森です。

前回ブログ担当の加納と並んで、今シーズン副将を務めることになりました。今年も引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

チームのこれまでと、これからに向けての意気込みを書けたらなと思います。

 

今シーズンが始動して既に3ヶ月が経とうとしていますが、今の僕の気持ちは「あとは、『勝ち』だけ」です。

最高学年となった同期は福島を中心に、この春で3部に上がるためにどんなステップアップをすればいいかミーティングを重ね、それを練習に落としこむために一人一人が真剣に考えてきたし、そのために新しい取り組みも始めたし、それで負担が増えた人もいるけどちゃんと仕事をしてるし、みんなこんなに真面目だったんだあ…とたまにびっくりしてしまう時もあるくらいです。もちろんそれで満足しちゃいけないのは分かってるしもっとひたむきに出来ることはあると思うけど、それでもみんな頑張ってると感じます。

下級生も、ハングリーさむき出しで、常に練習熱心だし、時に物怖じせずに建設的な意見を言ってくれるし、すごく頼りになります。自分が下級生だった頃、こんな姿勢で部活と向き合えていたら自分自身もっと上手くなれただろうし、チームにも還元できたものがあったのかなあ…と後悔してしまうほどに、彼らは今のチームにとってなくてはならない存在だと思うし、そんな彼らがいるこそ、みんなでもっといいチームにしたいなあと思います。

 

やっぱり、

あとは、『勝ち』だけです。

今まで試行錯誤して取り組んできたこと、これからも改善して修正していくこと、一人一人が工夫して練習してきたこと。試合に負けちゃうと一瞬で否定されてしまって、それは単純に悲しいことだし、今まで頑張ってきたという自信があればあるほど悔しいことです。

ただ、陸上競技のタイムや筋トレの重さと違って、自分が努力すればするほどそれに比例して結果がついてくるというわけではなくて、それは対人スポーツの楽しいとこでもあるけど、でもやっぱり憎くて手強いとこです。だからこそ「勝ち」が重要で、どうしても手にしたいものなんだと思います。

これまで自分たちはどちらかというと自分たちを見て、自分だちがどう伸びるか考えて練習をしてきました。そこに対して間違いはないと感じています。そしてこれからは、相手に対してどう準備して、実際に戦いながらどう対応していくか、ということを見据えながら精進していきます。試合で結果が出るのは、ドキドキするし不安だけど楽しみです。

部活のことになると一致団結できる同期、ハングリーで頼れる後輩、サポートしてくれるマネージャーやスタッフ。みんなで勝つ喜びを味わえたらなと心から思います。これからも見守って応援していただけると幸いです。応援よろしくお願いします!

 

 

そして、個人的な今年の目標もちょこっとだけ。

シンプルに、「主将を支える」です。気い遣いで、たまにキャパってしまうけど、 “思い”はしっかり持っているキャプテンを、チーム運営の面でもプレーの面でも支えられるような、そんな存在になれるように精進していきたいと思います。

 

2/17(土)東商戦が初陣になります。駒場の第二体育館で行われますので是非応援にお越しください!

【東商(商東)戦】10:10 新人戦 試合開始 15:00 本戦 試合開始

金森 #21

 

 

 

 

あけましておめでとうございます!

いつもブログを読んでくださってるみなさま。あけましておめでとうございます。そして新成人のみなさま、こちら側の世界へようこそ。

2018年度運動会バレーボール部男子部で副将を務めることに相成りました、3年の加納です。

今回のブログでは新年の挨拶と今年の目標を書けとのことなので、主に敗れた試合の結果報告を担当してきた加納は書くことがわからず困っております。最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

まずは近況報告をば。先日1/9から新年の練習がスタートしました。多くの部員が年末年始を実家でのんびり過ごしたようで、せっかくつけた筋肉を実家においてきた者、お腹におもりをつけたままで練習に臨む者などが入り混じり、それはそれはカオスな今後に期待できる練習が行われております。

チームの面でも徐々に目標や今後の方針が固まりつつあり、この代でどれだけの結果が残せるのか不安もありますが個人的にワクワクしています。

まずは2/17の東商戦に向けて一歩ずつ進んでいきたいなと思います。応援よろしくお願いします!

 

あとは今年の目標ですね。先日の福島主将の所信表明ブログをお読みの方の中には「なんやこいつほんまにやる気あんのかいな」と思われた方もいることでしょう(そのブログはこちらから)。ですのでここにもう一度記しておこうと思います。今年のチーム目標は、

春リーグでの3部昇格!定期戦全勝!

です。

 

力のある者が2人や3人いたとしてもチーム全員が勝利に貪欲でなければ勝てない。試合の結果というものは常に今まで積み重ねたもので決まるものである。昨年はそれを痛感させられた悔しく苦しいシーズンでした。

試合に出る者だけが頑張っていても勝てません。マネさんがいつもチームのために活動してくれてるおかげで練習、試合に集中できているのなんか最たる例ですが、それだけじゃなくて、自分が必死になって練習したスパイクを止める練習をした仲間がそのおかげでブロックで虎の子の1点を奪うかもしれない。仲間を鼓舞し続けることでみんなの信頼を勝ち取った一人のプレーヤーがここ一番で流れを取り返す大仕事をするかもしれない。

こんなことが平気で起こりうるからバレーボールって面白いと思います。

自分がどんな立場であろうと勝つために努力し続けなければばならないし、また最上級生9人にはチーム全員にそうさせる義務がある、福島主将は前回のブログでこう伝えたかったのではないでしょうか(そうなの?)

(↑頼れる最上級生)

 

まあともあれ、僕は努力して好敵手に勝つ喜びをチーム全員に知ってもらえるよう、エースとして今年1年スパイクを打ち続けていく所存でございます。みんな俺についてこい!

 

最後になりましたが、ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。次は引退ブログかな?(笑)

 

#3 加納

 

赤門大会

 こんにちは。男子バレー部2年15番の南原です。今回は12月2日に行われた赤門大会について書きたいと思います。

男子部は新人戦と本戦の2回、OBさんチームと対戦をしました。

新人戦では1年生チームが出場し、OBさんに後一歩及ばなかったものの25-23と健闘し、京大戦や七大戦の時とはまた別段にレベルアップしている姿が見られてとても頼もしく感じました。

本戦では例年のAチームが出るという方針をやめ、チームを部内で二つに分けてその2チームがそれぞれ出るという形にしました。結果前半2セット出たチームAが1セットを取り、後半3セット出たチームBか2セットを取り見事OBさんチームに勝利することができました。

本戦で勝利したことも良かったですが、二つに分けたチームそれぞれがセットを獲得できたことがよりこの大会を意味のあるものにすることができたと思います。また二つに分けたことにより普段試合に出ることのない選手にも出場機会が与えられたことも良い経験になったと思います。

年内一杯でこのチームは解散してしまいますが、分けて良かったと思えるように後1ヶ月切磋琢磨して行きたいと思います。

今回のブログはこの辺でおしまいにしたいと思います。読んでいただきありがとうございました。

#15 南原

 

楽しそうにプレモルをたしなむ新キャプテン

集合写真も撮っていただきました

駒場祭ありがとうございました!!

ポインセチアが美しい紅色を見せ、澄み渡る夜空に星がいっそう美しく輝く季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。ご無沙汰しております、男子バレー部一年の大島 一武輝です。今回は11月の24日から26日にかけて行われた駒場祭について書かせていただきます。

駒場祭ではツイッターなどで宣伝していた通り、一口サイズの今川焼を4個100円というお手頃価格で販売しました。おかげさまで終始、店の賑わいは絶えず、三日間で目標の1,000セットを大幅に超えた1,500セット近く売り上げることができました!

まず、この大がつくほどの成功の裏には同期たちの支えがあります。責任者を最後までサポートしてくれた副責任者の美花ちゃんや試作に試作を重ね、文字通りおいしい今川焼を作ってくれた原をはじめ、皆が一丸となって頑張ってくれたからこそ、この奇跡を起こすことができました。責任者がタスクを一人で抱え込みすぎて死にかけるなど小さなハプニングはありましたが、自分のわがままに付き合ってくれた同期には本当に感謝しています。ありがとう。

また、食べ放題券を男気で買ってくださった4年生の皆様をはじめ、おいしい差し入れをしてくださった先輩方や類稀なる客引きの才能を見せてくれた京大男子バレー部のマネージャーさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

そして駒場祭当日、実際にバレー部の模擬店まで足を運び、一口今川焼を買ってくださった皆様、本当にありがとうございました!!今回皆様にいただいた元気を原動力に、バレーボールに全力で取り組んでいく所存です。来年、まだ見ぬ後輩達が何を売るのかはわかりませんが、ぜひ来年もバレー部の模擬店まで足を運んでいただければと思います。

さて12月になり、今年も残すところあと1ヶ月となりました。いい形で今年を締めくくれるように、そして来年に繋げられるようにバレー部一丸となって練習しているところです。明日には赤門大会も行われます。応援よろしくお願いします!

#22 大島 一武輝

 

引退しました

こんにちは。古田です。

 

みんなが書いているように先月東大バレー部を引退しました。

 

 一年間主将として活動してきた結果が4部降格ということで、自分の力不足を強く感じながらの引退でした。

 

引退した後は京都に帰ったり、赤門クラブの大会に出させてもらったり、先輩に紹介してもらったバイトをしたり、後輩に紹介してもらったバイトをしたり、鉄試験片を引っ張って破壊したりと思ってたよりも暇せずに過ごせています。

 

 ただ晩ご飯を一人で食べることが多くなってちょっとさみしいなぁと思っています。

 

入部してからを振り返るとそれなりに試合にも出させてもらい、最高学年では主将をやらせてもらい、本当に充実した4年間でした。
なんの迷いもなくバレー部に入部して、楽しんでバレーをしていたら、だんだん主将をやる雰囲気になってきて本当に自分でいいのかなと思いつつも、せっかくチャンスをもらえるならやってみようと思って主将をやらせていただきました。
実際1年間やらせてもらってどうだったかというと、
やっぱりめちゃくちゃ楽しかったです。

 

結果を出せなかったのでそれを言われるとなんの反論もできないのですが、
メニューを組んで練習をしてまたメニューをつくってという繰り返しの中で自分のやりたいことを形にしていくのは本当にいい経験でした。

 

充実した4年間を過ごせたのも周りにいてくれた先輩後輩同期のおかげだと思うのでちょこっとだけですがここで伝えておきたかったことを書いときます。

 

先輩方
ほとんど自分から話すことのない僕にもちょこちょこ話しかけてもらい、先輩方のおかげではやくバレー部になじむことができました。
特に下北組の先輩方にはいつもご飯に連れて行ってもらってとても楽しかったです。

 

また潤毅さん、そーでぃーさん、南日さんはミドルの先輩としていろいろなことを教えてもらったり参考にさせてもらったりしました。ありがとうございました。

 

そして哲理さん、いとしゅんさん、栗岡さんの歴代の主将の方々、先輩方から受け継いだチームを降格させてしまったことは本当に悔しく申し訳ないと感じています。
悩んだ時には、こんな時去年一昨年はどんな練習してたかなとかどんなことを言っていたかなと考えながらやっていました。
一年間主将を経験させてもらって本当にすごい方々だったんだなと改めて尊敬しています。

 

赤門クラブの試合には出来るだけ行くつもりなのでまた一緒にバレーができることを楽しみにしています。

 

後輩たち
まず主将としては、一年間、ついてきてくれてありがとう。
みんなとバレーができて楽しかったです。
それから残りの一年か二年か三年間楽しんでバレーを続けてくれたらと思ってます。
やめるか悩んでるときは同期に相談してください。勝手にやめないように!

三年生は自分たちの代になって自由にチームをつくれるときです。
僕が言うことじゃないかもしれないですが、
この一年間いい結果が出なかったということはチームによくないところがあったということです。
すぐに結果が返っては来ないと思いますがこれまでの三年間を振り返りつつ、自分たちが思う一番いいチームがつくれるようにいろいろ考えたり話し合ったりして頑張ってください。

二年生一年生は来年再来年のことも想像しながら、今のチームについての意見をどんどん出していってほしいと思います。

同期
お疲れ様です。
さっさと卒論を書いて温泉に行きましょう。
仲がいいのかはよくわかりませんが、居心地はよかったです。
これからもよろしく!(三上も)

それから定期戦や七大戦でかかわった他大学の方々
僕自身そんなに顔が広いほうじゃないのでそんなに知り合いは多くないですが、
お世話になりました。どっかであったら声かけてください。

なんのまとまりもない文章で申し訳ないですが疲れたのでこの辺で終わりにします。
4年間ありがとうございました。

#7  古田泰之
そろそろバレーしたいので突然富士中に顔出したりするかもしれないのでその時はあたたかく迎えてもらえたらと思います。

 

プレミアリーグは1レグが終わって2レグ目に入っています。みんなでNECを応援しましょう。

引退のご報告と、今後について

みなさまご無沙汰しております。

アナリストと、主務をさせていただいていた4年の藤原です。

引退してから1ヵ月が過ぎました。

 

ほかの同期の引退報告を読んでは次は自分かとヒヤヒヤしておりました。

例年に比べ?比較的淡白な内容なのは、おそらく藤原が長文を載せるからと、そのバランスをとってくれたんでしょう。ありがとう。

期待に応えるべく少し長めに書きます。お付き合いください。

 

まず先に、おそらくどこかのタイミングで皆様にご報告しなければならないことを、この場をお借りしてお伝えしておきたいと思います。

 

以前、後輩アナリストの森口が、ブログで僕の進路については本人から説明があると思います、すばらしいですねとかなんとか、思ってもいないことを言っていたと思いますが、

その件についてです。

 

ほかの同期たちは、みな頭脳明晰学業優秀なエリート人材であるため、
東京大学の大学院へ進学し、日本の将来のためにそれぞれの専門分野の研究を続けるということを聞いていますが、僕は4年でこの東京大学とはお別れをし、新しいステージへと進みます。

 

このたび、わたくし、藤原稜は、恐れ多いことに、2017/18シーズンより

女子V・プレミアリーグに所属するNECレッドロケッツ の アナリストとして

チームに貢献させていただくこととなりました。

 

正直なことを言うと、東大バレー部でアナリストを始めたころからこのような進路を夢見て頑張ってきた、というわけではありませんし、また女子バレーというある意味未知の世界に足を踏み入れるということで、迷いもたくさんありました。

最初にこのお話をいただいたときは、今までやってきたことが認められた、という気持ちや、

もうこれで就活せずに遊んで暮らせる!など、
うれしい気持ちが強かったのですが、

自分の将来のことなどをじっくり考えると、どうしても尻込みしてしまう部分はありました。

 

しかし、実業団で活躍された大先輩である柳川会長や、
女子部の監督でレッドロケッツのコーチをされていた豊田さん、
女子バレーの世界に長く身を置かれていた高梨先輩など、

その世界に詳しい方々からも、お前ならできると後押しをいただき、

挑戦しようという決断ができました。

チームではもちろん、Vリーグ全体を見ても異色の経歴?ということで、
僕にしかできないことがきっとあるはずだと考えています。
この東大バレー部での4年間で得た様々な経験を糧に、まだ見ぬ世界での挑戦、日々努力を続けたいと思います。

 

 

さて、この記事が引退の報告であることを忘れそうなので、そちらに話を戻したいと思います。

 

4年間、色々なことがありました。たくさん感謝をしなければならないと思います。

なかでも、チームではこれまでになかったアナリストという特殊な立場のため、下級生のころから監督やコーチのみなさまにたくさん指導をいただき、
僕がやりやすいような環境を整えていただきました。

森下監督、そして石川監督、栗原コーチ、ほんとうにお世話になりました。

知識も経験もゼロの自分を無条件に信頼し、時には抱えきれないほどたくさんの仕事を与えていただいたおかげで、今の自分があります。

 

順番が前後したかもしれませんが、

ひょんなことから突然、主務をまかされることになった際、丁寧に仕事について教えていただいた松永部長、

ことあるごとに連絡をいただき、チームのこと、アナリストという立場のこと、進路についても非常に親身に考えて、喜んでくださった宇垣副部長にも、ここで感謝を申し上げたいと思います。

 

また先輩方にもたくさんかわいがっていただきましたが、中でも僕が特に感謝を伝えたい先輩がいらっしゃいます。
現役からすると縁の薄い方もいるかもしれませんので、適当に読み飛ばしてください。

まず僕が、アナリストというこれまでにない立場で入部することを快く認め、迎えてくださった当時の栗岡主将とその代の先輩のみなさん。
おそらく全くどう接していいかわからないはずで、僕に何ができるのかもわからない状態なのに、厚い信頼を置いていただきました。

栗岡先輩が引退される際、藤原はもっとたくさんのことができたはずだから、これからも、もっと頑張って
という言葉をかけていただいたことは、実は自分の中でずっと大切にしていました。その言葉のおかげで、4年間、腐らずにと言えば嘘になりますが、向上心をもって取り組むことができました。

次に、僕が入部するまでプレーヤーとしての練習や、マネージャーとしての業務の傍らデータの仕事を担当していて、
偉そうに入部したくせに右も左もわからない僕に、ほんとうにイチから指導をしてくださった、データ入力担当の熊越先輩、ゆかさん、データ分析担当の竹田先輩。

またこのお三方以外にも、チームでデータバレーを導入して以来、さまざまな苦しみや悩みの中にあってもその仕事を絶やすことなく引き継いでくださった先輩方のおかげで、データを活用する、というチームの方針は変わらないものになり、僕もそうした環境の中で成長することができ、またそのバトンを後輩へと渡すことができました。

上にあげた先輩以外にももちろん感謝しています。引退してから、ふと思い立って柄にもなく個人LINEで気持ちを伝えたりするくらい、感謝しています。

 

そして、同期。みんなが試合に出て活躍してくれたから、続けることができたとほんとうに強く思います。みんなあまり表には出さないのに実はちゃんといろんなことを考えている同期で、信頼していました。

実は引退してからこの1か月、同期誰にも会っていないけど、それは忙しいからということで許してください。ただ忙しいからって引退旅行置いていかないでください。

 

後輩。毎晩のごとく長い長い飯に付き合ってくれてありがとう。大したアドバイスもできないのに長いミーティングを聞かせたり、監督席に座って偉そうなこと言ったり、いろいろ思うことはあったと思うけど飲み込んでついてきてくれてありがとう。

いまはきっと、自分たちの代ではこうする、っていうのがいっぱいある時期だと思うから、それを忘れずに、しっかり実現できるように、目の前のことから逃げずに頑張ってください。

あとアナリストの仕事を引き継いでくれる、直属の後輩ふたり。東大バレー部のアナリストはどこのチームのアナリストよりも要求が高くて体力的にも精神的にも大変だと断言できます。教えられること、伝えられることは全部伝えたつもりですが、もし何か困ったことがあれば相談にも乗ります。

思うような結果がついてこないとき、チームがまとまらないときなど、苦労のほうが多いと思いますが、そういう時こそ必要とされているはずなので腐ることなく頑張ってください。ただ無理はしすぎないでください。特に七大とか。

 

最後に、

アナリストとして少し仕事ができるようになって、上のカテゴリで仕事をさせてもらえるようになったばかりのころは、思い上がりがひどく、自分の努力が実を結んだだけであって、特別誰の助けも借りていない、という気持ちから、他人にさも自分の手柄かのように大きな顔をされているように感じたり、褒められることにさえムッとしていた時期もありました。幼かったと思います。

 

いまは、東大バレー部にかかわる皆さん、あるいは七大や東商などでかかわりを持った方々全員に、自慢したり誇りに思ったりしてもらえるような存在になりたいと思っています。引退してからもなお僕やチームのことを応援してもらえることの素晴らしさをかみしめています。

 

Vリーグの試合は全国各地で行われます。僕のことをご存知の方はもちろん、そうでない方も、ぜひ会場に足を運んでいただき、
バレー観戦を楽しんで、応援して頂ければ、ますます気が引き締まりますし、何よりの励みになります。会場にお越しの際はぜひ声をかけてください!笑

 

 

思っていることを全部伝えようとしたため、こんなにも長くなりましたが、

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

残りの引退報告もご期待ください。

 

アナリスト、主務  藤原稜