おはようございます。リベロの丹羽勇人です。

今回僕が言いたいことは、自分を支えてくれている人への感謝を忘れないことと、勝利が全てではないと思っていることの二点です。

東京で一人暮らしをして大学生活を送ることができていること、バレーボールをできていることは、当然のことではありません。今季だけの目標ではないですが、僕を支えてくれている人、チームを支えてくれている人、そしてチームのメンバーへの感謝を忘れず、先を見通しつつも目の前にあることに一生懸命取り組んでいきたいです。今後ともよろしくお願いします。

さて、一週間ほど前から平昌オリンピックが開催されています。僕よりも若い選手から長年最前線で戦うレジェンドと呼ばれるような選手までの多くの選手が奮闘しているのを観ると、僕も一層頑張らなくてはならないなと思います。
最近のニュースでは、オリンピックでメダルを取った選手がよく取り上げられています。オリンピックだけではないですが、勝負事の多くは勝者のみが讃えられる傾向があります。多くのスポーツ選手が勝利を目標に日々練習していること、勝利という結果が第三者からの良い評価を得やすく、勝利によりそれまでのプロセスも高く評価され得ることは紛れも無い事実です。また、高いレベルになる程結果を残すことは非常に難しいことであるので、勝者がより賞賛されるべきであると考えています。

しかし、僕は勝利が全てとは思っていません。もちろんチームの勝利を皆と目指していますが、負けたら何も得られないというわけではないと思っています。僕の考えが甘いのかもしれませんが、チームと個人を分離せずに自分のこととしてチームを考えた上で、それに沿って個人の目標を立てて自分が納得できるプロセスを踏むことで、チームが勝負に負けた場合でも、試合に出ることができず直接的に勝利に関わることができない場合でも、成果として得られるものは非常に多くあると思います。

つまり、僕が言いたいことは、組織目標の達成だけでなく、組織の中における自己実現についても考えてそれを達成することは、目の前の勝利という結果よりも大切なことかもしれないということです。なので、チームのメンバーが単に勝利することだけを考えるのではなく、メンバーそれぞれがこのチームで多くの時間を費やして何をしたいかということを考えることが必要であると思います。

今季は、目前に迫った一橋戦、これからの定期戦、リーグ戦でチームの勝利に貢献できるように自分自身がより一層努力し、最高学年として周囲に良い影響を与えて環境を整えていくとともに、このようなことも同時に考えていきたいです。

他の人と比較するとふわふわしており、拙い文となってしまいましたが、読んでくださり有難うございました。
これからも東大バレー部の応援をよろしくお願いします。

丹羽勇人 #16