こんにちは、
引退から3週間で早くも運動不足気味になっているあゆです。
年内には引退ブログを書き終えるようにとの伝達があったので急ピッチで書いていたのですが、全然まとまらず結局期日を過ぎてしまいました、すみません汗。

自分自身、部活で悩んだ時には過去の先輩方の引退ブログを読んだりして、勇気付けられたこともありました。
私もそういうのが書ければな、、、とか思っていたのですが、かといって別に特別なことを書けたわけではなく、自分の頭の中でもまだこの部活人生を綺麗に集約するに至っていないこともあり、非常にまとまりのない文章になっております。暇な時にでも読んでいただければ幸いです。それでは、自分自身の女バレの3年間をざっと振り返りたいと思います。

〜入部するまで〜
まずは入部するまでの経緯を少しだけお話ししたいと思います。
というのも私は途中入部で、4年間ずっとバレー部にいたわけではなく、1年生の12月までは他の部活に入っていて、しかも選手ではなくスタッフをやっていました。
未経験のスポーツで、自分が今までやったことのなかったスタッフという立場を経験することで新しい成長ができればなと思っていたのですが、中高でやっていたバレーボールにもう一度熱中したいという思いが段々と強くなっていき、水面下でバレー部の人と連絡をとったりしていました。
その後、元いた部活は退部させていただき、そこから少しだけバレー部に顔を出すようになったのですが、私は元々やりたいことが多く留学や就職活動にも力を入れたいと思っていたので、入部をなかなか決断できずにいました。
そんななかで女バレ同期に相談をしたところ、今バレーをやりたいと思っているなら、女バレに来て欲しい、と言ってくれた。それで入部を決めました。1年生の終わりの春でした。

〜入部してから代替わりまで〜
入部してから数ヶ月は、楽しいことよりも辛いことの方が多かったかなと思います。
ブランクがあったので体力的に週4回、3〜4時間練習するのがきつかったし、部の雰囲気に慣れるのにも少し時間がかかった。
私は新参者ということもあり色々と分からないことも多かったので、練習のことやその他の部の活動などについて、疑問があったことは全部先輩に聞いていました。途中入部の上に発言が多い新人なんてだいぶ変なヤツだったと思うのですが、先輩方はそんな私をゲテモノ扱いせずに真摯に話を聞いてくれました。
自分の中で部に対する思いが変わったのは、2019年の七大戦でした。自分は試合には出れなかったけれど、すごく楽しかった。試合に出れずベンチから応援するしかないことに悔しさや不甲斐なさを感じた部分もあったけれど、でも他の部員とも仲良くなって、特に同じポジションだったキャプテンのあいさんを心から応援しよう、サポートしようと思えた七大戦で、それからの練習もとても楽しめるようになりました。
それと同時期に私は学連担当に就任しました。当時東大がリーグの主幹だったのでめんどくさい上に責任も重い仕事だと最初はイヤイヤやっていたのですが、学連の仕事を通じて自分がチームに貢献できている実感が持てて、案外楽しんでやれるようになりました。
その後迎えた秋リーグ。私は完全にサポートメンバーとして部に貢献しようと思っていた時に、4年生の先輩から、秋リーグにスタメンとして出場してくれと告げられました。えっ!?、という感じでした。
でも、セッターという重要なポジションを私に任せてもいいと思ってくれた先輩に報いたい、ちゃんとプレーで示したいという思いで、試合に臨むことにしました。昇格はできなかったけれど、最後の順位決定戦に勝利して先輩方の引退の日を飾ることができて本当に安堵しましたし、笑顔で引退される先輩の姿を見て、この部活に入って良かったなと実感しました。

あいさんの代が引退してからは急激に人数が少なくなり、8人プラスコーチでの練習になりました。
自分にとっては初の基礎練期間。私は練習についていくのが精一杯で、でも部活から求められているレベルはそれ以上のもので、体力的にも精神的にもなかなか大変な時期でした。
しかし冬の合宿が再び転機となりました。合宿はものすごくハードで、何百本とトスを上げ続けてヘロヘロだったのですが、でも合宿の3日間で自分の実力の向上を感じ取ることができ、それによってバレーの楽しさを再確認できたのです。その後は、部活めっちゃ楽しい!と思いながら日々練習をしていました。

〜コロナと就活〜
そんな中で訪れたコロナウイルス。
4ヶ月ほど練習ができなくなって、自宅にずっと籠るしかない状況になり、さらにリーグ戦や七大戦もなくなり、特にゆうりさんとみかさんのショックははかり知れませんでした。
一方で私自身は案外そこまで悲観的になることはなく、女バレのオンライン筋トレや週1のzoomミーティング(でみんなで人狼をすること)を楽しんでいました。
また、3年生になり、自分自身の将来のことを考えて行動しなければならない時期に差し掛かりました。
(女バレの引退ブログなのに部活以外のことをつらつらと記載するのは気がひけるのですが、その後の部活への関わり方に大きく影響したものだったので紹介させていただきます。)
私は大学入学前から自分の将来について比較的明確な目標を持っていて、その実現のためには試験に合格しなければならなかったので、部活以外のところに多くの時間を割かねばならないという状況になっていきました。
練習が再開してからは、部活と試験勉強・就活の両立に苦しみました。部活を頑張りたい、でも試験勉強や就活もきっちりやらなければならないという焦りが常に頭の中にありました。特に1度目の試験に落ちてしまったときなどは弱音を吐いてしまう場面もありましたが、ゆうりさんみかさんにフォローしていただいたおかげで、なんとか部活を続けることができました。
ゆうりさんの代は春秋ともにリーグ戦が開催できず、実力のあるチームだっただけに悔しい状況だったのですが、最後の代替試合は、チーム全員が過去最高のパフォーマンスを発揮して鮮やかに勝利を収めることができました。自分自身も一年の成果を発揮でき、今後の人生においてもたびたび思い出すであろう非常に印象深い試合となりました。
またそれと同時に、次の代に向けて同期とミーティングをして、来年度以降自分たちの目指したいチームの方向性や戦略について議論をしたりしていました。ただバレーボールの実力を向上させることだけに重きを置くのではなく、部活から引退した後も残るような成長や経験を得るということに価値を見出せるような組織にしたいと考えていました。

〜4年としての葛藤〜
そうして最高学年の代に突入したのですが、代替わりから1ヶ月も経たないうちに、再び2ヶ月ほどコロナで練習ができなくなりました。この時も、最初の自粛期間と同じように、オンライン筋トレ、ランニング距離の共有、そして週1のミーティング等が、部のできる精一杯の活動でした。
同期で話し合ったことや個人的に考えていたことなど、最高学年になったときにやりたかったことは沢山あったのですが、自粛期間が続きなかなかそれを発揮する機会もありませんでした。
自分の就職活動も佳境を迎え始め、2度目の資格試験の日も近づいて来た3月、ようやく練習が再開となりました。しかし、私自身試験までの残り1ヶ月間、部活と試験勉強と就活の全てを同時に頑張ることは不可能だと気が付きました。
何を選択すれば一番後悔がないか、と考えても考えても、どの選択肢を取っても何かしらの後悔が残る気がして、なかなか決断できずにいました。
しかし、試験に再び落ちてしまったら、おそらく自分はその後、秋の引退まで続くであろう部活に対しても積極的になれなくなってしまうだろうという懸念が拭えず、同期と相談した結果、試験の日まで休部させてもらうことにしました。
試験が終わるまでは、死ぬ気で勉強しました。その結果、なんとか試験に合格することができました。就活も全力でやりました。
就活が終わるまでも参加できる時は練習に行っていたのですが、7月から本格的に復帰し、そこでようやく体力的にも精神的にも部活に全力を投じることができるようになりました。それと同時に、それまでは見えてこなかった課題も見えてくるようになって、部活に対して様々な悩みも生まれ始めました。
そうこうして訪れた最後の秋リーグは非常に苦しい戦いの連続でした。コロナの影響でこれまであまり試合経験を積むことができなかった上、5部のチームの水準が2年前よりもだいぶ上がっていたため、思うようなプレーができず敗戦を重ねました。
その過程の中で、なんとかしなきゃいけないとは分かっているのに何もできない自分の力不足に苛立ったり、うまくいかなさすぎて部活を辞めたいと思ったことは何度もありました。
それでも、辞めずに最後までちゃんと走り抜けたいと思えたのは、やはり根底にバレーが好きという思いがあったから、そしてこのバレー部が好きだったからなのかな、と思います。
どんなにしんどくても、自分のあげたトスでスパイカーが得点を決めたり、自分のトス回しでブロックを振れたりした時の喜びが大好きだったし、部員のみんなと一緒にいる時間が好きだったから、続けてこれたのではないかと。
結局、最後の秋リーグは5試合中1勝しかできず悔しい結果にはなってしまったのだけれど、でも最後の試合が終わったあとに、やっぱりこの部活に入ってよかった、最後まで頑張ってよかったと強く感じました。
女バレでの3年間は、何度も壁にぶち当たって、自分の弱さや欠点と向き合い、同時に自分の殻を打ち破り、視座を高めることができた3年間であり、
そういう意味では、自分自身が入部したときに描いていた目標は達成できたのかなと思います。

紆余曲折はありながらも引退の日まで走り抜けることができたのは、育ててくださった先輩、コーチ陣、一緒に頑張ってくれた後輩たちのおかげです。本当にありがとうございました。
そして誰より、たくさん迷惑をかけたし、ぶつかったときも時にあったけれど、最後まで一緒に走り抜けてくれた戦友である同期の二人には感謝しかありません。ありがとう。

女バレに入部し、引退の日まで走り抜いたことを誇りに思いながら、この後の人生を歩みたいと思います。
そしてこれからはOGとして、可愛い女バレの後輩たちを陰ながら応援していきます!

拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

あゆ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ 2019.8 七大戦にて同期と

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ 2021.12 ラスト練習にて同期と