こんにちは、うみです。

いよいよ引退ブログを書くときがきました。

バレー部で過ごした3年半は、短かった、なんて言えるはずもなく、たくさんの思い出でいっぱいです。

入部して初めてブログで自己紹介したのは、なんだかすごく前のことのような気がします。

1年生のとき、初めて遠征にいった春のリーグ戦で5部昇格が決まりました。
先輩方のプレーをみて、文字通り鳥肌がたったのを覚えています。

しろさん、ほのさんは最高学年が2人しかいない中、チームをまとめてくださりました。プレー中はもちろんですが、普段のおしゃべりでもたくさんの笑いで女ばれを1つにしてくださっていた気がします。
なんにちさんは1人1人のことをしっかり見てくださり、部活にどう取り組むべきかを教えていただきました。

2年生のときには、七大戦で優勝することができました。OB・OGの方もお祝いしてくださり、いかにすごいことであったかを実感しましたが、自分のあまりの無力さに悔し涙を流した苦い思い出でもあります。

そらさん、あんさん、ちいさん、はるさんは私にとってお姉さんみたいな存在で甘えてばかりでしたが、4人の団結力が素晴らしく、先輩達についていきたい!と強く思いました。
たけださんはいつも優しく、部員のために、チームのことを真剣に考えて指導してくださいました。

3年生のときは、手が届きそうで届かない、という試合を何度も経験しました。努力しても結果がついてこないことは、こんなに悔しいことなのか、と体感しました。

また代替わりが近くなり、それまでチームを引っ張ってくださっていた先輩方のすごさを少しずつ感じた1年でもありました。

ゆずさん、らずさん、ななさんは1番長く一緒にいた先輩だからこそ、こんな先輩になりたい、という姿を見せてくださる、尊敬できる方々でした。
そして、とよださんには3年間お世話になりました。Bチームの私にも目を配ってくださり、感謝の言葉をいただいたこと、絶対に忘れません。

4年生のときは、とにかく最高学年の責任に押し潰される毎日でしたが、京大戦では10年ぶりの勝利を手にすることができました。嬉しい、というよりは、勝ててよかった、という安堵の方が大きかった気がします。

ですが、結局、リーグ昇格の喜びを味わうことはできませんでした。

最後の1年は、昇格したいという思いから、自分たち主体でチームを作る、という大きな方針転換をしました。
代替わり後初めての練習は、後輩が付いてきてくれるような姿を見せなくてはならない、と、自分のプレーに全く集中できないぐらい緊張していたのを覚えています。
結局は昇格を成し遂げられず、支えてくれたチームメイト、スタッフの皆さん、OB・OGの皆様に恩返しができなかったという悔しさは残りますが、やれるだけのことはやった、と今は思っています。

と言っても、私はなかなかプレーの面でチームに貢献できませんでした。

現役生活が終わった今だからこそ、客観的に振り返ってみると、何かに追われてプレーするようになってしまっていたな、と思います。

私は周りの人に影響されることが多く、とにかく周りからどう思われているか、を常に考えてしまっていました。

このトスをミスしたらスパイカーにもレシーバーにも信用されないだろうな。
ここでサーブが入らなかったら怒られるだろうな。
ミスたくさんしたら、負けたのは私のせいだってみんな思うだろうな。

自分がもっとうまくなりたいとか、楽しんでバレーしようとか、そんなふうに純粋にバレーに向き合う気持ちはどこかで忘れてしまっていました。

ですが、後悔はしていません。
もちろん、もっと楽しんでできたら良かったと思います。
でも、そんな中で、4年間やりきったからこそ、私にしかできない経験があり、多くの学びがあったと思っています。

一口に、楽しかった、とか、やっててよかった、とか、そんなもので終わらせられるはずもなく、今まで味わったことのない辛い経験や、悔しい思いもしました。
部活が終わる度に、もうこんな辛い思いするのはいやだ、と悩んだ日々もありましたが、
負けず嫌いで、途中でやめるなんて絶対にいやだと、意地をはって続けたからこそ、自分は強くなったな、成長できたな、と思います。
バレーが楽しいとか、うまくなりたいとか、そんなかっこいい理由じゃないけれど、途中であきらめなくてよかった、最後までやったからこそ強くなれた。それが1番の学びです。

もちろんそれも、自分1人ではやり遂げられたわけもなく、
スタメンであろうとなかろうと、ひたむきにバレーに取り組み、役割を全うしようと努力しているチームメイトの姿がいつも私のモチベーションになっていました。
そんな先輩、同期、後輩がいてこその4年間だったと思っています。

そんなわけで、プレーの面ではなかなか活躍できませんでしたが、最後の試合では、ほんの少し、成長した姿を、支えてくださった方々に見せられることができてほっとしました。

また、それと同時に、バレーの楽しさを思い出したのも、引退試合でした。

もうここで何を思われても引退するだけだ、と思えたのかもしれません。
レシーバーが良いカットをあげてくれる。
自分があげたトスをスパイカーが打って決めてくれている。
楽しい、と思っている自分がいました。

そういう意味で、私にとって東大バレー部で1番思い出に残った試合は、引退試合です。
出場の機会を与えてくださったスタッフのお2人と、コートで支えてくれた、ベンチに戻ったときに暖かく迎えてくれた、応援席から声援を送ってくれた、同期、後輩のみんなには、感謝の気持ちでいっぱいです。

かわださんには2年間もコーチを務めていただき、本当にありがとうございました。素でタメ口きいてしまったり、散々いじったりしていましたが、本当は感謝してもしきれないぐらいです。Bチームではどんなトスでも文句ひとつ言わず、セッター練ではいつも優しく楽しく指導してくださいました。
4年生のときは試合の良いところでたくさん出してくださって、おかげでハラハラな展開にしてしまったり、きっと周りからいろんな意見があったりしたと思います。それでも最後まで使い続けてくださり、私にとってはすごく良い思い出になっています。かわださんがコーチで本当に良かったです。

ゆずさんには、いつも素直になれず、嫌な思いをたくさんさせてしまったなと思い、本当に反省しています。ゆずさんがバレーも上手で、キャプテンとしてもコーチとしてもチームをまとめる才能があると、頭ではわかっていても、ゆずさんに負けるのがとても悔しかったです。笑
それでもいつも丁寧に、ときには厳しく指導してくださり、おかげでとても成長できたと思っています。

引退試合は、後輩のプレーが光る試合となりました。ベンチでも、ベンチ外からも、後輩がたくさんアドバイスをくれ、支えてくれました。代替わり後のチームは、さらに上を目指し、良いチームになっていくだろう、と、楽しみになる試合でした。

今後は一OGとして、チームの活躍を見守っていきたいと思います。
大好きな後輩のみんな。辛いこと、大変なことを、みんながそれぞれの役割を果たし、支え合って、乗り越えて、最後までやりきってください。勝ったときの喜び、負けたときの悔しさ、それがみんなをきっと成長させてくれると思います。ずっとずっと応援しています。

最後になりましたが
様々な形でご支援くださったOB・OGの皆様
お忙しい中スタッフとして関わってくださった方々
練習にお手伝いに来てくださった男子部のみなさん
目標にしたいと思える姿を見せてくださった先輩方
ついてきてくれた後輩のみんな
そして、辛いことも嬉しいこともいつも一緒に経験してきた同期
いつも見守ってくれていた両親
その他様々な形で支えてくださった全ての方に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。