こんばんは。2年(?)の加納です。様々な学部に配属され忙しそうに、されど楽しそうに本郷に通う同期を尻目に、駒場で1年生に混じって教養を深める日々を過ごしています。

以上、個人的な近況報告でした。

ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

と済ませたいのはやまやまなのですが、、、先日の試合について書きます。

結果から申しますと、秋リーグ第4戦、神奈川工科大学との対戦はセットカウント2‐3で敗北となりました。

急遽行われた#1三上さんと#3加納のコンバートも大きな破綻をみせることなく(※個人の感想です。)、代役センター#9田村さんも硬軟織り交ぜた攻撃で得点を稼ぐなど、東大の攻撃は悪くはなく、対策が実ってか相手の威力のある攻撃にもある程度対応できました。また交代で入った#24川田さんや#21金森などの好プレーは終始光りました。

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(大活躍の二人。左#21金森、右#24川田さん)

 

しかし試合を通じてミスも目立ち、流れを自分たちで作れない、相手から流れを取り戻せないことが響き、負けセットを落とすことになりました。

(試合の詳細につきましてはBBSの方をご覧ください。我らが大エース#1三上さんが忙しい合間を縫って書いてくださっています。)

 

力を出し切れずに敗北という試合運びが続いているので、景気づけ(?)に最近個人的に感じた話をします。半分趣味、半分バレーの話です。長くなりそうです。読み飽きた人、やめるなら今のうちですよ。

 

今から約1か月前の9月10日、プロ野球のセ・リーグで広島東洋カープが25年ぶりに優勝を果たしました。(一応申しますが、僕はカープファンではありません。)

野球を知らない人も多いかもしれませんが、「タナキクマル」という1、2、3番を打つ3人のイケメン若手選手たち(たしか独身)、昨シーズンにメジャーリーグの20億円という高額年俸を蹴って古巣広島に帰ってきた男気あふれる右腕黒田、阪神タイガースから涙の出戻りを果たした我らがアイドル新井さんなどが所属する球団です。最近では若い女性たちの間でカープ女子(カープファンの女性のこと)を自称するのが流行るなど、社会現象にもなっています。お前にわかやろみたいな人もいますけど、野球好きの女の人って素敵ですよね。

今年の優勝まで、12球団の中でもっともリーグ優勝から遠ざかっていた広島でしたが、近年は戦力が充実しつつありました。しかし昨年はCS出場を逃すなど決して順当な優勝であったわけではありません。その原因は昨年までの淡白な打線にありました。

今年の総得点数は684点で、セ・リーグダントツトップでしたが、昨年は506点でリーグ3位にとどまっています。この状況を打開したのが、今年から打撃コーチに就任した石井琢朗という人物でした。彼が優勝後のインタビューで語っていたことがとてもおもしろかったので、紹介させていただきたいと思います。(リンクも貼っておくので興味があればどうぞ。https://www.youtube.com/watch?v=0B7kLHVUFQ4)

なにがおもしろかったかといいますと、彼がまずなによりも初めに行ったことが、選手たちに野球の勉強をさせることだったということです。打席での心構え、状況に応じたプレーなど、プロである彼らならば当然知っているようなことばかりなのに、それを改めて教えたわけです。一例をあげます。得点圏に走者を置いた場合、ホームランやヒットは最高の結果ですが、三振、凡打など一見最悪の結果となったとしても、球数を投げさせた、走者を進められたならばよい。数ある失敗をいかに良い結果につなげるかが大事であると。

頭で言われて理解できることと、なにも考えずにできるレベルまで染みついていることは違う。また教える側としても、ただ一方通行で言うことと、理解し身に染みつかせることは全く違う。これらの当たり前のことであり、またそれゆえに忘れられがちなことを徹底することがいかに強いことであるかがよくわかるものでした。

話をバレーに戻します。バレーも野球のバッティングと同じく、自らがボールに触れていられる時間が極端に短いスポーツです。ボールを触れている間にできることなどほとんどないわけで、だからこそプレー中、あるいはプレー以外のときになにを考えるか、どう動くか、またいかに備えるかが重要なのだと思います。

自分がどんな心持ちで打つのか、守るのか、トスをあげるのか、どんな場面でどんなミスはしてはいけないのか、どんな場面でどうふるまうか、どう声をだすかなど、、、バレー経験もまちまちな東大バレー部においてこういったことは案外個々人任せになっているのではないかと思います。

こういったことをチーム全体で確認、共有し、浸透させ、徹底する。凡事徹底にこそ東大バレー部がこれまで以上にチームという組織として強くなれるヒントが隠れているのではないかと、リーグ戦、そしてプロ野球を通じて感じました。

 

最後になりましたが、この秋リーグ戦で有終の美を飾れるように、また4年生の先輩方を勝って卒業(?)させられるように、部員一同残り2戦全力で戦います。

稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございました。こういう文章って肩凝りますね(笑)

 

#3 加納