みなさんこんにちは。

6月に入り、「この時期にそんな薄着で真夏何着るんだよ」というよくわからないセリフが似合う季節になりましたね。未だにうまい返しが思いつきません。

今年で3年になりました、アナリストの藤原です。

大阪から東京へ出てきてもう二年が過ぎました。東京にもずいぶん慣れました。最近ようやく関西弁と標準語の使い分けを覚えました。東京の駅もたくさん覚えました。メトロを乗り継ぎ本郷と駒場を行ったり来たりし、練習試合等でいろいろな大学にお邪魔させてもらうこともあって、いろんな電車のニオイを覚えました。それでも某の頭線の個性的なニオイにはまだ慣れません。

さて、今日は、先日行われた新歓コンパについて書きたいと思います。

まず、なぜ新歓ムードもとっくに終わりを迎えたこの時期に「新歓コンパ」なるものが行われるのか、についてですが、

東京大学運動会バレー部の新歓コンパというものは、ただただ新歓にかこつけて、安いチェーン居酒屋で先輩が酒を飲んで馬鹿なことをするような飲み会ではなく、

 

東京大学のバレーボール部に入部する、という大きな大きな決断をしてくれた新入生の皆さんを、OB、現役を問わずこれまでこのバレーボール部に関わってきたすべての人々が歓迎し、互いに親睦を深め合う

 

という非常に意義のある、部活動において最も重要な会のひとつであるからです。要するに入部式、入部記念パーティーといったような要素も含まれているわけであります。

駒場生協食堂で行われたレセプションにおいては、OBの皆さまより新入生、ひいては現役一同への温かいお言葉、厳しい激励をユーモアあふれるナイスジョークとともに頂き、

新入生自己紹介では新入生の決意に満ちた表情の中に、入部にあたっての自信と期待がうかがえました。なかにはこれからの部員生活を思い浮かべ思わず出た笑いが止まらなくなってしまったのか、何を言っているのかよくわからない人もいました。

現役の先輩としては、これほど大きな期待を胸に入部を決めた新入生を裏切ることはできないと、身の引き締まる思いでありました。今後も精一杯、部の運営、そして日々の活動を行っていきたいと思います。そして新入生にも、決して縮こまることなく部に新しい風を吹き込んでくれることを期待しております。20160611

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さて、二次会三次会では、現役部員(とごく一部の本当に親身なOBさん)が基本オールで朝まで参加し、新入生からレセプションではあまり話すことのできなかった本音を聞いたり、新入生の悩み相談に乗ったりと、新入生との親睦を深めました

 

ところで、今年は総勢18名の新入生が入部したわけですが、長年の課題でありました、アナリストの跡継ぎ問題も、なんと2名のアナリスト志望の入部によって、無事解決しました。

 

今年の、このアナリスト人気は我が部だけのものではでなく、他の大学からアナリストという役職を作った、作りたい、という話を聞く機会も急に増え、またスポーツニュースでバレーアナリストの特集が組まれるなど、まさにブームを肌で感じています。

バレーアナリスト、特に大学バレーのアナリストは少し変わった人が多いという噂もありますが、今年入った2名もまごうことなき変人ですので、そう遠くない未来、ありとあらゆる面で僕を追い抜いてチームに欠かせない存在となってくれるでしょう。

 

また、この新歓コンパで個人的に驚いたのは、とある新入生がはやくも「組織」について深く考えてくれていたことです。これまで僕の知る限りでも、組織について考え、最後の追いコンまで組織の一員として動くことの重要性を教えてくれた先輩や、組織のための行動と自己満足の線引きに悩む後輩も目にしてきましたが、新歓コンパで組織論を語った新入生は未だかつていなかったのではないでしょうか。

 

毎年必ず代が変わり、人が変わる学生スポーツで、毎年変わらないチームとしてのオリジナリティ、いい意味で安定した力を発揮し続けるためには、人が変わっても変わらないもの、チームという組織、のなかでの役割を、個々人が責任をもって果たす必要があると思います。その安定した土台が固まって初めて、ひとりひとりの持つ個性というものが、コート内外でチームにプラスを与えうるのだと思います。

また、コートに入る顔ぶれが変わるのと同じように、代が変わり人が変わると、練習後の飯を囲む顔ぶれも変わります。そのなかで安定した面白さを維持するためには、当然新入生の貢献が必要不可欠です。このような飲み会の場だけでなく、普段の練習後の食事などでも、個性あふれる面白い話がたくさん聞けるといいなあと思っています。

 

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

3年  藤原