お久しぶりです。

男子部4年の井手宥志です。 

先日行われた夏合宿の前半、Vプレミアリーグの堺ブレイザーズに組んでいただいた練習試合について報告させていただきます。

8/24.25の2日間、ブレイザーズの本拠地である大阪府堺市の新日鐵住金 堺体育館を訪れました。

チームカラーの黄色でデザインされた体育館にはバレーボールのラインしかなく、文字通りバレーボールをするだけの環境でした。

1日目、2日目ともに前半はコートをお借りして練習をさせていただき、その後練習試合を組んでいただきました。

ブレーザーズのメンバーには石島選手や松本選手など、自分がバレーを始めたころには日の丸を背負って世界で戦ってらっしゃった名選手も沢山おられました。

自分がそのような名選手とコートでマッチアップする日が来るなんて…

大阪京都合宿_2415写真:堺の選手の強烈なスパイク・万全のブロックフォロー

 

 

練習試合では、当然ながら全セット敗北しました。

プレー面では、圧倒的な高さ、パワー、テクニック、スピードの差を見せつけられました。

大学バレーでは決して見られないようなプレーも沢山経験できました。

(ボスニア出身のペピチ選手のスパイクが怖くて体が逃げてしまいスタッフの方に怒られました。。。)

そして、東大とブレイザーズの間にはプレー以外の、コミュニケーションの面でも圧倒的な差がありました。

ブレイザーズの選手たちは、プレー間に、東大の考えられる攻撃パターンを大声で列挙したり、たった1本のブロックの違和感をすぐに前衛後衛で確認したりと、ずっと話してらっしゃいました。
初対戦の相手でも、すぐに対応し、初めのうちに決まったこちらの攻撃もセットを重ねる中、あるいはセットの中で修正され、通用しなくなりました。

細かいことも1つ1つ確認することでプレーに迷いがなくなり、ブレイザーズの選手は決してお見合いなどの無駄なミスをしませんでした。

プロの選手のプレーが凄いのは予想していましたが、このコミュニケーションの量は想像以上でした。

東大バレー部が見習うべき、プロチームの最大の特徴であったと思います。

また合宿の中で、大学生とプロで別れて試合するだけでなく、Bチームの試合では東大の選手がブレイザーズに混ぜていただいたり、合宿の最後には両チームごちゃまぜの試合を組んでいただいたりもしました。

 

大阪京都合宿_963 大阪京都合宿_5484

写真:交流試合 僕のいたチームには千々木選手や木村選手が もう一つのチームには石島選手や井上選手が参加してくださいました。

 

プロ選手と共にプレーする中で、より強く、コミュニケーションの重要さを体感できましたし、様々な技術的な指導もいただきました。

ブレイザーズの選手は、東大の選手に優しく接してくださるだけではなく、時には厳しい口調で助言してくださることもありました。

(石島選手にプレーを叱ってもらった選手や、今村選手にハグしてもらった選手は本当に幸せ者だと思います。)

ブレイザーズの選手は僕らのようなウルトラ格下のチームを雑に扱うことなく、素晴らしい対応をしてくださいました。

一流の選手はプレー以外の面も一流なのだと感じました。

2日間お世話になったブレイザーズの選手、関係者の方々には感謝してもしきれません。

このような合宿を組んでくださった東大のスタッフの皆様にも感謝しきれません。

 

「2部昇格」 という形で恩返ししなくては と思いました。

 

 

 

尚、宿舎もブレイザーズの施設をお借りしました。

23年、14年がそれぞれ大部屋で泊まりました。

僕らのため大量に供される食事と戦ったり、部屋や風呂で語らったり、イビキなど各種騒音に苦しみながら寝たりと、今回も色々ありました。

こうやって合宿するのも最後かと思うとさみしくなりました。

今までの合宿、波瀾万丈ありましたが、個人的には今回の合宿が最も有意義であったと思います。

(合宿後半部分、京都産業大学との試合については別の部員が報告いたします。)

 

 

 

さて、この代の最後のリーグが始まります!

10年間のバレー人生、後悔少なく終えられるように残り2か月、全力でやりきります!

今後とも応援のほどよろしくお願いします!!

 

#15 井手宥志