こんばんは。この前ついに「かわごえ」と呼ばれた新3年の熊越です。
3月17日18日の両日、東北大学と九州大学を東大にお招きして3校対抗試合を行いました。
聞くところによると飲み会で「できたらいいね」という話が出たのが発端だそうで、先輩方の尋常ではない行動力で実現したのがこの試合です。
85年以上の歴史があるこのバレー部で、自分が現役であるうちに新しい試みが始まるというのは誰もが経験できることではないので、是非続けていきたいですし、またもし10年20年と続くようであれば、その創始に立ち会えたことを誇りに思います。
初日は3校総当たりで練習試合を行いました。
東大は東北に1敗を喫したものの、代替わり以降取り組んできたことを発揮して他のセットはすべて取り、充実したものとなりました。
Bチームの試合で、手羽先を食べて歯が再び欠けた竹田がスパスパと決めて大エースの活躍をしていたのが印象的です。
試合後は学年ごとに晩ごはんを食べに行きました。
新3年は東北が10人もいたこともあり、とても賑やかでしたね。
2日目はユニフォームに着替え、午前中に1セットマッチの新人戦、午後に3セットマッチの本戦を行いました。
僕は新人戦のセンターで出場しました。昨年の七大戦以来です。
哲理とはっちー(八馬)の安定したカット、いとしゅんの華麗なトス回しにスパイカー陣の活躍で完勝・・・とまでは行きませんでしたが、結果は2試合とも勝利を収めることができてよかったです。
特に東北戦は一進一退の攻防が続き、コートの中にいてとても楽しかったです。

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なんてこった!

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本戦は東北にフルセットで敗れ、九大をストレートで下しましたが、九大が東北をフルセットで破ったために、奇しくも昨年の七大戦と同じ展開となり、セット数では東大が優勝ということになりました(練習試合なので表彰などはありませんが・・・)

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最後は3校入り乱れての記念撮影をしました。写真は試合を観に来られた田内さんが撮ってくださいました。

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試合後は3学年揃って焼肉に行きました。

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親交が深まるとてもいい会でした。次に七大戦で会えるのが待ち遠しいです。
同学年が試合で活躍しているのをベンチから見るのはこれで最後にしたいものです。
遠いところ、時間とお金をかけてはるばる東京まで来てくださった東北大、九州大のみなさん、ありがとうございました!
試合の報告は以上ですが、せっかく回ってきたのでデータバレーについても紹介したいと思います。
東大バレー部では、全日本女子などが使っている「データバレー」というパソコンのソフトを使って、試合の分析や戦略の検討を行っています。
僕は1年の夏ごろこれを扱う役を仰せつかりまして、分析結果をわかりやすく表にまとめてくれる竹田とアナリストの仕事をしてきました。最近はマネージャーのゆかちゃんや1年のはっちー、じゅんきなどが練習してデータの入力ができるようになってくれているのでとても助かります。みんなありがとう。
ベンチでパソコンを打っているやつがいるというだけで相手チームには警戒感を募らせることができるようですし、実際東北の選手からは「戦い方を変えてくるから怖い」という声も聴かれましたので、データバレーは効果的に利用できているようです。
具体的に何をしているかというと、ボールの動きをすべて記号化して記録することです。
選手の背番号にプレーの種類(サーブやアタック)、コース、評価(決定やミス)をリアルタイムで打ち込んでいます。
15SQ56A.7# a2PV7C.11D- 19P11B# みたいな感じです。これだけじゃよくわかりませんね。
コートは36分割して見ています。1セット20分前後ですが結構疲れます。笑
また、後からビデオと同期することで、自分の好きなプレーを抽出して見ることができます。
このデータバレーを導入している大学のバレー部は非常に少ないので、興味のある方はどうぞ東大バレー部にいらしてください!
データバレーに興味がなくても、新入生でバレーをやっていた人、やってみたい人は、是非バレー部に!
真剣にバレーをできるチャンスは、ここにあります。
#5 熊越祐介